開始前の記録
開始前の記録
――――翼を持つ鏡がある。独り言を呟きながら、鏡面に様々な数値を映し出している。
ステータス。
BP:40と表記されているけれど、任意のステータスをマイナスの値に設定することで余剰を増やすことが可能ね。
とはいえ被弾時の効果量を身を以て学習するために、過剰なステータス設定は控えましょう。
学習の機会を逃してはならないから、フリーズ対策だけはしておくわね。
後攻となるように行動速度は落としておきましょう。
所属レリジョン。
これは三種類。権威的、利己的、悲観的、との解説があるわ。
頭文字は三原色が由来かしら?
所属が同じ参加者同士でも対戦が発生しているようだから、完全に個人戦と捉えていいわね。
純粋に選択可能なスキルの内容で選択しましょう。
私の学習と最も相性がいいのはRegal-Realmね。
スキル。
私の目的は相手の行動の学習のみ。
6ターン目まで真似しきることができないのは惜しいわ。ここは相手の本質が現れる瞬間だもの。
相手の動きの集大成をメモリに焼き付けることが叶えば実行しましょう。
多くのサンプルを得たいから、次の戦闘へ進める権利は得たいところだけど、この設定で可能かしら?
自由設定技は多くの内容を記述できないようだから、一部だけでも効果が実現するといいのだけれど。
戦いの中で私から問いかけをしてみましょう。
その時でもその後でも回答が得られれば、ますます学習が深まるわね!
毎年この時期に開催されていた「お祭り」よりも遥かに自由度が高くて、チームや陣営を背負う責任感は存在しない。
あの悪魔の求めるデータは持ち帰れないかもしれないけれど、様々な動きを見れば何か着想を得られるかもしれないわ。
何より、私も一度はメインで催し事に参加してみたかったの。羽を伸ばして楽しむとしましょう!