日の出は夢を打ち消す
日の出は夢を打ち消す
あの日 排水口へ流れていく涙を
それは私のだと引き留めようとして
手のひらいっぱいにあふれる散々の感情は
きっと散る蜃気楼
心は置き去りにされたまま
なんでもない日々がただ恋しくて
戻ることのない色を待ってる
なんか愚かしいね
必死につなぎ止めたわだかまりが
星屑のように夜空に溶ける
あそこにあったはずの星は
いま どこにあるんだろう
まどろみに包まれたまま まぶたに
焼き付いた幽かな光たちを
こそげ落とすようにこすると
ゆがんで 世界に夢が滲み出す
ユートピアがあったことを知っている
大きな満月の輪郭をなぞる親指
制約のない自由な世界
でもあの月は沈む
朝が来る